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コミュニケーションのすれ違い 何とかしませんか~?

臨床現場にいると、「病気ではない」でも「コミュニケーションのすれ違いで困っている」という人を沢山見かけます。

こういう場合、通常の医療機関ではどう扱われるかというと、病気でなければ、さよならが多いかな~(;^_^A

 

 

こういう場合、困ってきたのに、何にも解決しない!!

いったいどうしたらいいんじゃ!!という気持ちになるんじゃないかな~と思います。

 

 

ところがね・・・医療って、厚生労働省に実験を逃げられているんです

だから、医学教育でせっかく色々学んでも、健康保険の壁に阻まれ・・・・

病名がつかないと、なんにも出来ません

 

 

せいぜい、「適応障害」の病名がついて、病気じゃないから、自力でどうぞ!!ってなるケースが多いんです

 

 

後半に、医療事情を暴露してしまおう(;'∀')

 

 

私の場合は、もともと 防御力がゼロでして・・・・攻撃をかわすのが下手すぎ(;'∀')な平和キャラ

なので、敢えて自分から目立って攻撃を受けるようなネタを作らず、みんな仲良くをモットーに生きてきて、それが一番「楽」だったので、それを許容してくれる環境ではとっても上手くいっていました。

 

 

 

 

そう、自然にそういう環境をえらんで生きていたわけですね~。

ところが、入った世界が「医学」の世界。

 

 

この世界って、もう古くなりましたが・・・「白い巨塔」のイメージそのまま

ここで生きていくためには、自分の理論に対する、厳しい攻撃(つっこみ)へ、いかに反撃出来るかが重要なんですわ~💦

反撃と言っても、そこはただ、わめいていたら「病名」がつけられるだけですから、スマートな方法で、ちゃんと周りを納得させる、筋の通った理論をうちたてなければならないんですね~(;^_^A

 

 

人間って、ちゃんと脳の可塑性が働いているときは、環境に適応できるようになっているんです。

そこで、私も例外でなく、「みんなで仲良く平和でOK」キャラから、「仕事ではちゃんと、語れる」キャラが育ってきていて・・・・

 

 

「佐々木先生は、ほわっとしているけれど、仕事では言う事は言える💛」という評価を受けるまでになりました

まあ、20年以上の経験を積んでいるので、慣れた環境であればそれが出来るわけです~。

 

 

ところがね、プライベートや、リラックスしているときは「地が出る」わけです。

この「地」というのは、精神医学では「人格」と言われていて、持って生まれた、神経伝達物質の働きやすさのパターンです。私の場合は、平和や調和をつかさどる「アセチルコリン」の働きが強いのでしょうね~。

 

 

なので、家にいる時は、平和そのもの。のんびり、平和に、綺麗なものに囲まれて、調和が整っていれば心地が良いわけです!!私の望みは、綺麗な場所で、優しい人たちと、自然に囲まれて平和に過ごす!

地位も名誉も全く執着がない。でも、仕事も生活も人間関係も、平和で美しくて、調和がとれているのが好き💛💛

 

 

だから、それを叶える手段として必要なものはあった方が良いんですね。

 

 

一番のおおもとの「欲求」が一番、その人の個性を表しているとは思いますが、

欲求をかなえていく過程で、いろいろな経験と学習をするので、臨機応変な対応をしていけるようになるんですよね!

 

 

 

私は、もともと防護力がゼロなんだけど、医療という世界を通じて、冷静に物事を判断するという、防護力が育っていったのかな~と思います。ただ、通常、危機的な時に発揮されるのは「アドレナリン」これは、攻撃と回避行動と関係があるのだけど、私のもともと、その「アドレナリン」の感受性が低いので、攻撃に対して、攻撃や逃避で対応できないの、いつも歯がゆい思いをします(;^_^A。ところが、攻撃から少し時間がたつと、急に冷静になってしまうんですよね~。

 

 

 

これは、セロトニンの働きなんだけど、私は「セロトニンの感受性」もそれなりに高いので、強い攻撃を受けると、物事が止まったように見え始めて、ぐうの音も出ないような「現実的な理論」で打ちのめす傾向があるんですよね

 

 

これは、

 

 

 

なので、自分らしく

 

 

そして、こういう私が新しい環境に入ると、環境に適応できるように、脳の回路は再編成されて

 

 

例えば、めちゃくちゃ成果を求められる環境に入ったとします。

 

 

 

 

「性格」は環境によって変わるけど「人格」はその人の体質だから、どうしても

 

 

でも、人格って一つではなく、いろいろな神経伝達物質の働きやすさの組み合わせなので、

 

 

 

この理論が、現実に役に立つものなら大歓迎だし、きっとそれは自然に
でも、たいていが「臨床」には必要ないじゃんというような、

 

 

ったですね。ところが、とっても個性的(と私が勝手に思っている)な夫に嫁いだために、心が折れそうになりました!!

 

 

心が通じ合わないストレスって、計り知れないですよね~( ;∀;)

 

 

自分の話したことが伝わらない。誠実に対応しているつもりなのに、全く別の捉え方をされてしまう。

ホント地獄を見ましたね~。

 

 

この人とどうやって対応したらよいのだろう???って真剣に悩み、なんと1年間で200冊以上(もしかすると300冊以上かも)もの、心理本を読んでいました(笑)

 

 

この中には、精神医学に関するもの、臨床心理に関するものから、スピリチュアルに関するもの、運命学に関するもの、自己啓発などなど、心に関するものは、ありとあらゆるジャンルが入っていました~

 

 

人間って「わからない」事に、とっても弱いって知っていますか?

わからない・・・・と、危機に対応できないし、次の自分の行動を決められませんからね~。

夫の事を、勝手に診断してみたり

 

 

とにかく、突破口が欲しかったんですね~

 

 

ところで、これで解決したかというと・・・・・夫の仕組みは、かなり理解できたかな~。

ところが、仕組みは分かったのだけど、対応方法を書いてある本がほとんどないんですよね~。

 

 

 

精神医学書は、ほとんどが現象の分析だし、心理系の本は自分の認知をひたすら変える作業がメインで、

現実を変える手立てがほとんど書いてありませんから。

 

 

なので、手探りで、自己観察と夫の観察を続け、上手く行く方法を一つ一つ試し、そして、数年後なんとか調和の道を歩むことが出来た気がしていました。

 

 

これほど努力したことはなかったですね~

受験勉強の時もこれほどではなかったですね(笑)

 

 

 

努力の甲斐があり、本当に良い関係性が作れるようになりました。

 

 

ところが、ある事件があった時に、すべてが元通り・・・・・

あ~無常!!

 

 

地獄の生活の復活です

 

 

今なら、その理由が良くわかります

「うすうす気づいていたことを無視していたから」

「演じている自分と、本当の自分がわからなくなったから」

「相手も、自分も固定したものと捉え過ぎていたから」

 

 

 

 

話は、さておき、夫とのコミュニケーションに悩んだ時、私は医療機関に相談に行こうとは思いませんでした。

精神医療の現実を知っていますからね(笑)

 

 


<精神医療機関での心理療法の位置づけ・・・・>

多くの日本人が、「精神科」は「話を聞いて、解決してくれるところ」と期待しているように感じます

確かに、ASDやコミュニケーション障害など病名がつく人や、対人関係に問題を抱えるクライアントさんに対しては、社会技能訓練や、アサーショントレーニング(自分も相手も大切にした、自己主張訓練)をすることもあります。

 

 


ところが、この社会技能訓練や、アサーショントレーニングでさえ、行っている医療機関はとても少ないです。

クリニックレベルでは、かなり少ないかと思います。

 

 

何故かというと、これが保険医療の悲しさですが・・・・

精神科では、医師が1時間に最低6人の診察をしないと、正直赤字です。

そして、医師が何人患者さんを診るかによって、他の職種の給料も支払われいるからです。
(デイケアなどは例外)

 

 

他の職種が、いくら頑張ってもほとんど収益にならないという健康保険システム(厚生労働省さんが決めている)があるので、医師が沢山の人数を診察してなんぼの世界です。

 

 

わたしは、心理療法が好きで「精神医療」に入ったのに、この現状に気づき愕然としました。

それでも、心理療法が必要だと常々感じていたので、それを学んで医療で実践しようとしましたが、時間がかかりますので、医療機関によっては、白い目でみられる始末。

 

 

それはそうですよね~。経営者にしてみれば、病院をつぶしてもらったら困るわけで・・・・

 

「医師は心理療法禁!」として、医師募集をしている医療機関もあるほど(;'∀')

もっぱら、心理療法は「心理士」さんのお仕事ですが、心理療法そのものを、保険医療で行うと赤字です。

 

 

精神科医も、臨床心理士も、公認心理士も、深い知識や技術を持っていても、保険医療の世界ではそれを生かすのがとても難しいというのが悩みどころです。

 

 

 

「こころの悩み」にはカウンセリングや、心理療法って重要ですから、このシステムと理想のギャップに悩みます

 

 

そして、↓↓↓↓ こういう声を聞くことも多く、ホントに心が痛い(;^ω^)

 

 

精神科に行っても

#1「話を聞いてもらえないヽ(`Д´)ノプンプン」

#2「薬を出すだけ」

#3「対人関係の問題なのに、自分が病気にされた」

などなど・・・・・

 

 

 

 

実は、・・・#1や#2に関しては・・・・医療経済の問題だけではなく、別の理由のこともあります

 ① 共感したり、複雑な話を聞くことで、ますます具合が悪くなる病気があるから

 ②肉体の問題で、心の状態が悪くなることがあり、この場合心理療法では良くならないから

 ②「自分で解決できない = 判断力がない」状態を回復させることが医療だとの認識があるから

 ③環境調整や、感情調整が出来ていない状態での心理療法は無駄になったり、徒労に終わるから

 

 

こういう場合は、まず、休息や、お薬や、TMSや、栄養療法などなど、脳機能を含めた体の調整が基本になります。

ただ、体の調整が整った後には、心理療法や、心理教育などの心理ケアが大切になるし、そもそも#3の人は、最初から心理ケアが大事になりますよね。

 

 

 

<コミュニケーションの問題どうするの?>

ADHDや、ASDなど、コミュニケーション障害を起こす、神経的トラブルがあったとしたら、まず医療が大事です。

神経トラブルの時は、どんな人に対してもコミュニケーションが苦手!というのが特徴です。

苦手感がなかったとしても、なぜかいつも孤立しちゃう・・・という時は、神経トラブルの可能性があります。

 

 

でもね・・・・・日本人のほとんどは、いつもではないけれど、ある一定の人との関係や、ある場面でのコミュニケーションが苦手という経験がありますよね!!


自分の事を振り返ると、私は「星一徹見たな人は苦手!」でした