
こんにちは!
Holistic support LAKA 代表・精神科医 佐々木美和子です
前置きは長くなりましたが・・・・・
上の写真分かりますか????
今日はADHDの方のイメージです(笑)
後からわかるかと思いますので、楽しみにしておいてください。
先日は、帆足さんのブログの中で
ASDの人と、ADHDの人の特徴を書かれていました
- ADHDは感覚重視
- ASDは効率重視
という内容でしたね (^^)/
これまた、ADHDの人は感覚重視だと思われがちですが・・・
実は、感覚とはあまり関係がありません。
(とはいっても、少しは関係あります)
ただ、「感情にゆさぶられやすい」とは言えます。
感情の波がいつも、いつも起きていて、その波乗りするのがとっても大変なのがADHD傾向のある人なんですね~。
ええええええ・・・
ADHDの定義は
- 不注意
- 多動
- 衝動性
なのに、なぜ「感情」なの???と思われた方、とても鋭い突っ込みです。
ここで、感覚と感情について「あれれ・・・・」どう違うんだろうと思われた方は、注意力が働いているので、ADHD克服は間近かもしれませんね!!
常日頃、よく考えないで使われている、言葉
「感情」「感覚」「感性」など
これは、定義をよく考える必要がありますが、ADHD傾向に関わるのは、感覚でも感性でもありません。(しつこい)
感覚とは何かというと、視覚とか、聴覚とか、嗅覚とか感覚器官から入る情報です。五感が鋭いのは、ASDさんの特徴なので、ADHDの方でも、ASD傾向を合併している人は、もしかするとそういう症状があるかもしれないですね。
ただ・・・・日常的に使われている、「感覚」という言葉ですが、「なんとなく」そう思ったという風に、根拠がないけれど真実だと思った・・・ということを「自分の感覚」として、表現していることもありますよね。
そういう意味では、帆足さんの言うADHDの人は感覚優位というのは当てはまりますね。
というのは、ADHDの人は不注意傾向があります。
これって細かいところまでしっかり覚えることが出来ないという事なんです。
私も昔は、そういう傾向が少しありましたので、歌詞を正確に覚えるのが超苦手でした(笑)
なので、歌を何も見ないで歌うと変な歌詞になり、それが大うけしたりして・・・・💦
悲しいけれど、これ好きでやっている訳のでないので、私は人前で歌うのが嫌いです💦
蛇足ですが・・・・
ADHDの人は、詳細にわたって注意を保ち続けるのが難しいので、物事を「ぼわっ~と」覚えます。
なので物事を決める時、判断基準になる理論やルールも「ぼわっ~と」しています。
なので感覚的に正しいかな~と思う事で、判断せざるを得ないんですよね(笑)
苦手な事を意識するのって結構辛いから
「理論家」は嫌い!!なんてなりがちで、「感覚的に判断することの方が素晴らしい!」
なんて言いながら、自分を慰めたりしている人を良く見かけます。
そして、その「感覚的に判断する」ということが、「感性だ」だとか「直観」だとか思って自己肯定感を高めている人も良く見かけます(かつての私です)
こういう、なんとなく「ぼわっ~と」したことを、判断基準にしていることを「直感」と言ったりもします。
ところがね、この「直感」というのは、あくまでも自分の感覚的なものなので正しくないことも多いんです。
なので、ただしい理論を持っている人には勝てません。(しょんぼり・・・・)
知識は身を助けるとはよく言ったもので、人間の持っている「直感」なんてものは、真実から離れていることが多いので、やっぱり知識を持った方が良いのですよね。
あ~ここで溜息が聞こえてきました。
それじゃあ、私たちグレーADHDは、他の人のように業績を上げることが出来ないのでしょうか????やっぱり、何とかして苦手な事を、記憶したり、しっかりとした理論を学べるような脳になる必要があるのでしょうか????
応えは、YesでもありNoでもあります
人間の最も進化した形である、ギフテッド=天才になるなら、答えは No なんですね!
ギフテッドの人たち、要するに、「天才」さんは何を使っているのかというと
「直観」です
ええええええ
という声が聞こえそうです。
さっき、「直感」は正しくないといったじゃないか。⇒ YES
もう一度、よ~く読み直してね
ギフテッドの人が使っているのは「直感」ではなく「直観」です。
今度はお分かりですよね。
「直観」というのは第六感ともいえるかもしれません。これは、五感的な感覚も、科学的な推理も用いずに直接に、その対象の本質をとらえる認識力を指します。ESPのような能力のことです。
そしてね、この第六感を使えるようになるのは、いくつも条件があるんです。
このグループはそれを目指していく人たちのグループですので、これから少しずつ身に着けていただきたいんですが・・・
そう簡単に「ギフテッド」になる訳ではないので、当分の間は、注意力を高めたり理論を覚えたりするための脳回路を作っていくことにも、精を出してほしいと思います。(この方法はまた後程!)
さてさて、「直観」のマスターになるために
まず、ADHDさんが、克服しなければならないのは、感情に左右されることです。
なぜならば、この「直観」というのは、心が静まっている時にしか発動されないからです。要するに、感情的になってふらふらしているうちは、決して発動されません。世の中の聖者や、修行者はこれを身に着けるために、何十年も瞑想修行をしたりするのですが、ADHDさんは、この瞑想がとにかく苦手です。
感情というのは、意識で言うと、無意識にあるインナーチャイルドの叫びのようなものです。
このインナーチャイルドとは、満たされない思いや、不安、恐怖に関することなど、幼少期の体験したことがきっかけで、もう必要のない考えや感情を持ち続けて無意識に隠れています。ところが、何かきっかけがあると、感情を使って自己主張をしてきます。
感情でわさわさわ・ソワソワしているグレーなADHDの人がギフテッドになるためには、この感情コントロールというのを早く身に着ける必要があります。
そして、その感情コントロールというのが、実はADHDの人の苦手分野でもあるんです。(;^_^A
そして、子供の頃からADHD傾向が強い人は、周りの人から注意されたり、失敗することが多く、そのたびに、ネガティブな気持ちを抱いたインナーチャイルドちゃんが強化されていくので、一般の人よりも、頑固で委縮した感情をもったインナーチャイルドが多いかもしれないです。
簡単に言うとADHDさんは
- 解消されていないネガティブな感情が多い
- 感情が起きてきたときにコントロールするのが苦手
ただね、誤解がないように言いますと、感情を感じることは決して悪いことではなくて、人間が生きていくのに必要なものなんです。むしろそれを感じない事も、いろいろな問題を作ってしまいますが、この感じる機能に関しては、ADHDさんは全く問題がなくて、これに関しては一般的な人と対等ということになります。
衝動性が高い
ADHDさんは早とちりが多く、起きてきた現象や、人から言われたことや態度を詳細に吟味することが苦手です。
そして不快な感情が湧いてくると、じっとしていられず(多動)、すぐに解消しようという心が働きます
- 早とちりというのは、現実に起きていることを正しく認識していないという事なので、この時点で反応してしまうと、「は~????」という反応が返ってきます
- もし正しい認識をしていたとして、自分も相手も結果的にWIN・WINになるような反応をしないと、あとがこじれて大変ですが、その時に感情解消する衝動が生まれるばっかりに、よくよく吟味できずに、感情反応をしてしまうことがあります。それが適切でないと、二度と修復できないような関係性が出来てしまい、相手も自分も不快になってしまうという事になりかねません。
不快な感情、例えば「怒り」
これを、結果をよく考えず表現すると、「人に怒りをぶつける」という最悪なパターンになってしまいそうです。
怒りをぶつけられて嬉しい人はいませんから、怒りには怒りで返ってきたり、その場でやり過ごしてくれたとしても、嫌われたり、嫌味を言われたり、距離をとられたり・・・・・などなど悲しい結果が待っています。
要するに、ネガティブな感情には、ネガティブな結果が返ってきてしまうので、ここのところは、感じた感情をどのように出すかコントロールする必要があります。
ただ、感情コントロールというのは、湧いてきた感情をどのように料理するかという問題なので、上手に料理する方法が手に入れば、恐れることはありませんけれどね(^^)/
そして、ADHDの診断がつかないけど、その傾向をもつ大人のグレーADHDさんは、子供時代を色々な工夫で乗り越えたサバイバーですから、すでにその料理方法が一部身についている方が多いのです。
嫌な事を経験しながら、学習をしたのであれば、本当に自分の努力を肯定的に扱う必要があります。
ただそのように、苦労して身に着けたことでも、もともと持っている素質と、大きく異なるのであれば、応用が利きにくいという悲しさがあります。(;^_^A
私が、歌詞を覚えることを克服するためには、同じ歌を100回くらい歌い続ける必要がありますが、他の歌になってしまいますと応用が利きません。こういう時に、あ~不条理~と感じていたのが昔の私です。
不注意症状がなくなって、ちゃんと詳細に覚えられるようになったらどんなに幸せだろう・・・・と考え続けた時期がありました。
※私は典型的なADHDではないので、衝動性がないので、波乗りジョリーになる必要はありませんが(笑)・・・・・
話は脱線しましたが・・・
<ADHD の 感情コントロール>
には二つの方向性から考える必要があります
① 感じる感情には、思考や信念などが絡んでいます。それを柔軟に変えていきます
その思考パターンというのは、幼少時の経験や、マスメディアなどを通じて入ってしまった間違った情報、過去世などで培った経験などで出来あがってしまい、修正されないで、固定化したものがほとんどです。こうなってしまうと、状況に応じて適切な思考を選ぶという事が出来ずに、感情に任せて、大波に揺らされている状態になります。
これを変化させるには、自分の考え方を現実的、調和的、中立的に変えるという訓練が役立ちます
⇒ 認知行動療法や、EMDR、退行催眠、フラワーエッセンスなどがありますね~
カウンセリングや心理セラピーの得意分野です
② 感じた感情を適切な形で表出する
1.感じた感情をすぐに出したいという衝動コントロールをする
ADHDさんはここが弱くてすぐに、感情的に反応してしまいます。
それに対しては脳回路そのものをよくする治療がお勧めです。
⇒ TMSやtDCSなど、神経回路そのものの、可塑性(柔軟性)を引き出してくれる治療法ががぜんお勧めです。
これらは、根本的にADHDの衝動性と関連する脳回路を是正してくれるので、困った衝動が起きにくくなります。要するに、大波が起きたとしても、冷静に波乗りジョリーが出来るという事になります。
⇒ それに対して、お薬などは対処療法になります。
衝動的な行動を抑制して、ネガティブ反応の連鎖を防ぐことが出来ます。ので、衝動性が高くてホントに困っちゃうという人には役に立つかもしれませんね。
かも・・・と言ったのは、ADHDの薬と言うのは、注意集中には成果を上げやすいのですが、衝動性には逆効果の事があるからです。ADHDは多因子が絡んでいますから、同じ病名をつけられても、反応性は異なるんですよね。
そういう意味では、TMSや、tDCSは脳の柔軟性を取り戻してくれる、自然で優しい療法なので、とてもお勧めです。
2.そして、相手も自分も大事にした自己主張訓練が出来るようになる
アサーショントレーニングと言って、何か感情を感じたとしても、自分も相手もWIN・WINになるように、きちんと目的に向かって、上手に自己主張を出来るようにするトレーニングです。
相手が、あなたを大切にする意志がない場合は、上手に距離をとったり、アサーションしないという選択もそのうちに入りますので、全体を俯瞰して自分を大切にする方法でもあります。
色々な方法がありますが、こうやって衝動性を抑えて、感情コントロールが出来るようになった時に、ギフテッドに近づくことが出来るんですね~。
これから先は、意識研究と関連しますが
- 顕在意識(普段気づいている自分の意識)
- 潜在意識(普段は気づいていないけれどもたしかに、ある自分の意識 ⇔ 感情がそこにいることを教えてくれます
- 超意識 (理想の親のような、神様のような意識 ⇔ 直観と関係があります)
これらが同じ方向を向いた時初めて、ギフトが指導し始めますよ!
グレーなADHD特性をGIFTに変えたい人の交流会
もしあなたが
・診断に疑問
・自分をもっと知りたい
・自分の家族の事をもっと知りたい
などに該当する場合、客観テストとして、QEEG検査がおすすめですよ!
障害のあるなしに限らず、ご自分の脳の状況をとても良く反映しますので、ご自分の取り扱い説明書を作りやすくなります。
ただ、QEEG検査をもとに、打ち立てた指針は限界があります。それは、QEEG検査は、あなたが「今」どういう生き方やどういう治療をすると楽に過ごせるかの参考にはなるものの、人生そのものの指針は自分で決めるものだからです。
様々な人生設計がある中で、魂の求める生き方を決断すると、困難を凌駕して、創造的な人生を歩む叡智がわいてきます。
それは根性論の人生とは異なります。魂の求める生き方とは、「本質」を輝かせて、自他ともに貢献する生き方です。
必然的に、引き寄せの法則に従い、自他ともに貢献したい人たちが集まり、協調協力し合う人生にシフトしていきます。
自分の本質は何か、それを輝かせる方法は何か、LAKAのライフコーチングは、本質を見つけ、生涯に渡る目標を設定し、心のブレーキを解除しながら、楽しく豊かにインスピレーションに満ちた生活をサポートするトータルプログラムです。
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